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初心者のための星雲写真の撮り方

また、ろくでもないシリーズを始めたいと思います。

常識はずれの天体写真がガイド撮影のほうに内容が移ったので、初心に帰り改めて初心者向けのお話をしたいと思います。

今回は星雲の話です。赤い雲がきれいに広がる星雲。バラ星雲とか馬頭星雲とか写真集で見たあの美しさ。

例えば馬頭星雲
馬頭星雲

あるいはバラ星雲
バラ星雲

そんな世界に憧れてて、双眼鏡や望遠鏡で星雲を覗くと、

「あれ?白い雲しか見えない」

となってがっかりすることも多いと思います。これは写真と違って肉眼では淡い光は色がつかないためです。この赤い星雲は写真ならではの姿です。

そこで、天体写真なら持っている望遠鏡を使って写そうと思って、知恵袋なんかに質問したら罵声の嵐。

・5年早い。まずは眼視で修行してこい
・星を導入できるようになってから質問しなさい
・機材一式で100万円かかることを覚悟しなさい
・こんなこともわからない質問者に質問する資格はない

ひどいものです。せっかく興味を持ったひとがこれでは挫折します。これは趣味人口を狭くすることを意味して、相対的に機器の値段を上げるという誰も得しない回答なのです。

でも、回答内容は非常に常識的な模範回答です。

ということで、今回のシリーズはこの常識を最新機器とITの力でひっくり返していきましょう。

上に載せた写真は私が撮った露出1~2分程度のノータッチガイド撮影です。そして、私は眼視経験ほぼ0。星の導入できません。
もちろん機材に100万円もかけていません。(自家用車は抜きで)

それでも、決してうまくはありませんがこの程度の写真は撮れるのです。

つまり、やり方さえ間違えなければ初心者でも星雲は撮れるのです。これだけの写真が撮れれば面白くなります。あとは私の屍を踏み越えて天体写真の世界へと踏み込んでいただければ幸いです。

次回からは、ややもするとベテランの方が呆然としてしまうような星雲写真の撮り方を説明します。

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M85 かみのけ座の系外銀河 メシエ天体制覇を目指して

M85ISO3200-2分30枚外房調整トリミング600

かみのけ座のM85です。おとめ座銀河団の北端に位置し、ここから南にうじゃうじゃと銀河がいます。宇宙の中心の一つに近いため、銀河衝突を繰り返し楕円銀河の宝庫となっています。M85は正確にはレンズ状銀河だそうです。

約6000万光年先の銀河です。6000万光年と言われ「近いなあ」と感じてしまう自分の感性が怖いです。宇宙は広いです。

上の細長い銀河はNGC4394です。棒渦巻銀河なのですが腕の部分が写っておらず、棒状になっています。NGC4394中心にじっくり撮るときれいな腕が見えるかもしれません。

下のシミみたいな小さな銀河はIC3292です。調べてみましたが特に記載がなく名前しか言えません。

撮影はステラショット3で撮影。オートガイドはPHDです。
ステラショット3とAZ-EQ5の相性はあまりよくないようです。ステラショットが悪いのではなくAZ-EQ5がじゃじゃ馬なのかもしれません。

ISO3200で露出2分30枚コンポジットです。

カメラはCanon EOS kissX10です。
赤道儀はAZ-EQ5です。PPECを使用しています。
鏡筒はSkywatcherのBKP200 20cm 1000mニュートン反射望遠鏡です。
ガイド鏡:ペンシルボーグ(175mm F7)
ガイドカメラ:QHY-CCD
光害フィルターLPR-Nを使っています。
また、Skywatcher純正コマコレクターを使っています。

画像処理はステライメージ8を使っています。ステライメージでコンポジットとレベル調整を行ってます。

2024年5月4日 外房の公園にて撮影

<M84M86 おとめ座の系外銀河    M87 宇宙の中心の銀河>

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M84M86 おとめ座の系外銀河 メシエ天体制覇を目指して

M84ISO3200-2分30枚外房調整2トリミングフラット600

M84ISO3200-2分30枚外房調整2トリミングフラット600解説

M84を撮るとどうしてもいっぱい銀河が写ってしまいます。M86をはじめたくさんの銀河が写りこみます。
ここは宇宙の中心ではないですが、おとめ座超銀河団の中心に近く銀河が密集しています。
宇宙の東京みたいなものです。世界の中心ではありませんが、大都市がいっぱい集まっている感じです。

M84とM86は楕円銀河で銀河の衝突合併のなれの果てといった感じです。
見栄えからするとNGC4388やNGC4402のほうが見栄えがします。

1000mmという狭い視野でこれだけ写るのは圧巻です。多分このあたりくらいでしょうか。東京でいうと新宿あたりですね。
渋谷とか池袋とか四谷とか下北沢が写ってる感じです。

撮影はステラショット3で撮影。オートガイドはPHDです。
ステラショットは補正導入が素晴らしく宇宙で迷子になることはないのですが、いかんせんオートガイドがじゃじゃ馬です。
ステラショット2の時も苦労しましたが今回もまだまだ苦労しそうです。

ISO3200で露出2分30枚コンポジットです。

カメラはCanon EOS kissX10です。
赤道儀はAZ-EQ5です。PPECを使用しています。
鏡筒はSkywatcherのBKP200 20cm 1000mニュートン反射望遠鏡です。
ガイド鏡:ペンシルボーグ(175mm F7)
ガイドカメラ:QHY-CCD
光害フィルターLPR-Nを使っています。
また、Skywatcher純正コマコレクターを使っています。

画像処理はステライメージ8とPSEを使っています。ステライメージでコンポジットとレベル調整を行い、PSEでフラット処理をかけています。

2024年5月3日 外房の公園にて撮影


<M83 南の回転花火銀河   M85 かみのけ座の系外銀河>

M83 南の回転花火銀河 メシエ天体制覇を目指して

M83ISO3200-2分28枚外房レベル調整トーンカーブフラット処理トリミング600

M83南の回転花火銀河です。
うみへび座と言っていますがほぼケンタウルス座の近くの非常に低い南天にあります。

今回はステラショット3を使った初撮影となります。
しかし、ステラショット3のオートガイドがまるで機能しないため、オートガイドだけPHDを使って撮っています。
ステラショットは2もそうですが、補正導入ができ天体導入においては非常に便利なのですが。オートガイドの設定が難しく、時間をかけて微調整していくしかないかなと考えています。

ISO3200で露出2分27枚コンポジットです。

カメラはCanon EOS kissX10です。
赤道儀はAZ-EQ5です。PPECを使用しています。
鏡筒はSkywatcherのBKP200 20cm 1000mニュートン反射望遠鏡です。
ガイド鏡:ペンシルボーグ(175mm F7)
ガイドカメラ:QHY-CCD
光害フィルターLPR-Nを使っています。
また、Skywatcher純正コマコレクターを使っています。

撮影はステラショット3です
画像処理はステライメージ8とPSEを使っています。

2024年5月3日 外房の公園にて


<M81ボーデの銀河M82葉巻銀河   M84M86おとめ座の銀河> 

500mm望遠レンズで馬頭星雲

3分45枚3200-500トリミング650

今年最初の天体写真は馬頭星雲です。
今回は機材トラブルで45枚撮影のコンポジットとなりました。
やはり星雲は枚数というか総露出時間というのを実感しました。

ステラショットで最初とっていたのですが、15枚でカメラの電池不足となり、ステラショット自身がフリーズ。
その後、EOSUtilityとPHDGuidingで30枚とった結果です。
気温4度と冬にしては暖かかったのですが、電池のなくなりが早かったです。
ステラショットの不安定さはやはり気になります。


諸元です。
カメラはCanon EOS kissX7です。
赤道儀はAZ-EQ5です。PPECを使用しています。
鏡筒はKOWAのProminar500mmです。
ガイド鏡:miniGuideScope
ガイドカメラ:QHY-CCD
光害フィルターLPR-Nを使っています。
また、Skywatcher純正コマコレクターを使っています。

2023年1月20日の撮影です。
プロフィール

まーしゃ

Author:まーしゃ
今となっては珍しい望遠レンズ中心のデジタルカメラでの天体写真のブログです。間違ってばかりの試行錯誤ですが、お気楽極楽な天体写真とその撮り方を紹介していきたいと思います。時々反射望遠鏡を使うのはお許しください。

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